Winnie-the-Pooh Exploring a Classic
プーさんの原画を世界最大規模で所蔵するイギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館から貴重なコレクションを中心にして企画された初めての「クマのプーさん展」です。母国イギリスとアメリカを巡回し、2019年2月についに日本で開催。「クマのプーさん」がどのように生まれ、愛されてきたのか、ひもといていきます。
開催概要(東京会場)
会期:2019年2月9日(土)~4月14日(日) ※2月19日、3月12日は休館日
開館時間:10時から18時(毎週金・土曜日は21時まで) ※入館は閉館30分前まで
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
クマのプーさん
物語を書いたA.A.ミルンとイラストを描いたE.H.シェパードの二人の共作によって、1926年にイギリスで誕生しました。機知とユーモアあふれる世界は今も世界中の人々を魅了し続けています。
展示物
展示会で公開されるのは、オリジナルのスケッチや写真、思い出の数々、原稿など。5つの構成で展示されています。
第1章「さて、お話ははじまります」
クマのプーさんがどのようにして生まれたのかを紹介している章です。
息子とぬいぐるみがモデル
A.A.ミルンの息子クリストファー・ロビン・ミルンがぬいぐるみと遊んでいる姿を見ながら物語を書いていきました。
100エーカーの森のモデルはアッシュダウンの森
ミルン一家が週末を過ごす家に近いアッシュダウンの森がモデルになっています。
第2章「お話は、どうかな?」
数多くの原画が展示されていて、原画を見ながらお話をたどる章です。
話のテーマ
お話は遊び心たっぷりの空想から出たものですが、日常に深く根ざしたものでもありました。テーマは子ども時代、ちょっとした事件や思いちがい、仲良しとけんか、冒険と問題解決、読み書き計算を学ぶことなどでした。
キャラクター紹介
プーと個性豊かな仲間たちを紹介しています。
第3章「物語る術」
シェパードがイラストを描く際、使っていた技法などが紹介されている章です。
第4章「プー、本になる」
本の出版について紹介している章です。
『クリストファー・ロビンのうた』(1924年)、『クマのプーさん』(1926年)、『クマのプーさんとぼく』(1927年)、そして『プー横丁にたった家』(1928年)はクリストファー・ロビン本として知られるようになり、1928年にこれらの本は、「児童文学におけるユニークな地位」を獲得していました。後に、安価なペーパーバックが出回るようになり、読者はますます広がっていき、カラー版も出始めました。以後、絶版になったことはなく、世界の児童書の中でも、もっとも愛される本のひとつであり続けています。
第5章「世界中で愛されているクマ」
様々なプーさんグッズが紹介されている章です。
1930年にアメリカの起業家スティーヴン・スレジンジャーがプーとその仲間をもとに、商品開発に乗り出しました。1966年にはディズニーがプーの物語をアニメ化し、世界中に知られる、大人気のキャラクターになりました。
グッズ販売
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が企画制作した展覧会公式グッズなど特別なアイテムを会場限定販売。
チケット
「Bunkamura ザ・ミュージアム」のチケット窓口は現金払いのみです。クレジットカードは使えないので注意して下さい。クレジットカードで購入したい場合は各チケットサイトで購入できます。
一般 | 1,500円 |
大学・高校生 | 900円 |
中学・小学生 | 600円 |
親子券 | 1,600円 |
割引
ディズニー公式アプリ「My Disney」の割引ページをチケット窓口で提示すると、100円割引になります。
混雑具合
来館日:2019年2月14日(木)10:10頃
オープンして10分後ぐらいに到着しましたが、すでに多くのお客さんが観覧されていました。特に待つことなく入館できましたが、展示によっては混雑している場所もありました。平日の朝でこれぐらいだと思うと、週末はかなりの混雑になると思います。
所要時間
昼からミュージカル「アラジン」を観る予定だったので、急ぎ目で観覧して、出てくるのに1時間40分ぐらいかかりました。もっとゆっくり見たかったです。なので、最低でも2時間、週末など混雑する時はそれ以上の時間は必要だと思います。
僕はプーさんの原作を読んだことがなく、ディズニーのアニメーションしか観たことありませんが、十分に楽しめました。原画もディズニーでアニメ化したシーンが多いので、面白かったです。ディズニーがプーさんをアニメ化を考えたのが1937年で、実現したのが1966年と30年近くかかったそうです。驚きました。
原作を知らなくてもディズニー版を知っていれば楽しめるので、ぜひ行くことをおすすめします。