「ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート」の名古屋公演に行ってきたのでレポートします。
Walt Disney Archives Concert
ディズニーの貴重な資料を所蔵するウォルト・ディズニー・アーカイブス全面協力のもと、初公開を含む映像や資料とともに贈る世界初のコンサート。
鑑賞日時
会場:愛知県芸術劇場 大ホール
日時:2020年1月28日(火)19:00開演
公演時間:約2時間30分(休憩時間含む)
グッズ販売
パンフレットやコンサートグッズが販売されていました。
ウォルト・ディズニー・アーカイブスとは?
ウォルト・ディズニーとウォルト・ディズニー・カンパニーに関する史料を収集・保存するのが「ウォルト・ディズニー・アーカイブス」。ディズニーの才能豊かな人々のイマジネーションによって生み出された数々の作品に関する貴重な資料と、各作品に込められた情熱やエピソードが集まる夢と創造の宝庫です。
出演者
・稲垣 吾郎(案内人[ナビゲーター])
・島 健(音楽監督・編曲・ピアノ演奏)
アーカイブス・バンドメンバー
・鳥越 啓介(ベース)
・渡嘉敷 祐一(ドラム)
・森 俊雄(キーボード)
・竹村 直哉(リード)
・桐山 なぎさ(バイオリン)
・藤家 泉子(バイオリン)
・三木 希生子(バイオリン)
・大沼 幸江(ヴィオラ)
・堀沢 真巳(チェロ)
・AISHA(シンガー)
・KENNETH ANDREW(シンガー)
感想
今回はどんなコンサートになるのか、まったくわからない状態で行きました。アーカイブスということで、お堅めのコンサートなのかな?と思っていましたが、全然そんなことなく、終始楽しく観ることができました。
案内人の稲垣吾郎さんがウォルト・ディズニーの名言をまとめた本「THE QUOTAZBLE WALT DISNEY」からの言葉を引用しながら、ジョークやボケを交え、以下の7つのテーマに沿ってコンサートが進んでいきます。
①インスピレーション
②チャレンジ
③イマジネーション
④好奇心
⑤アドベンチャー
⑥信念
⑦未来
各テーマごとにウォルト・ディズニーがどのようなことをしてきたのか、様々なディズニーミュージックの演奏にのせて聞き、資料や映像を観ていきます。
演奏曲は様々で、古くは「蒸気船ウィーリー」やシリーシンフォニーシリーズの「骸骨の踊り」、ピノキオから「星に願いを」、ダンボから「私の赤ちゃん」、「ファンタジア」、「アンダー・ザ・シー」、最近の曲だとアナ雪から「レット・イット・ゴー」など。まだまだたくさんの曲を演奏してくれました。
資料は映画を作る前にアーティストに自由な発想で絵を描いてもらうコンセプトアートや原画などウォルト・ディズニー・アーカイブス秘蔵の資料を見ながら、ディズニーアニメーションの制作過程も稲垣さんがガイドします。
映像は映画『三匹の子ぶた』の名曲「狼なんかこわくない」の作曲風景の映像がありました。ウォルト自身も一緒に参加して、歌いながら作曲していました。貴重な映像です。
ライブ・アクションではアニメにリアルな動きを表現するために実写で撮影して、その映像をもとにアニメーションを描いていく手法です。『ふしぎの国のアリス』と『リトル・マーメイド』の実写映像を観ることができました。非常に面白いです。
終盤にはディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーのナイトショー「ワールド・オブ・カラー」でも使われている”ワンダフル・ワールド・オブ・カラー”も演奏され、コンサートもフィナーレへ。
最後はウォルト・ディズニー・ワールドのマジックキングダムにあるアトラクション「カルーセル・オブ・プログレス」の楽曲”There’s a Great Big Beautiful Tomorrow”が紹介されます。作曲したシャーマン兄弟とウォルトが一緒に歌う映像が流れた後、曲が演奏されます。
アンコールでは”星に願いを”を演奏して、稲垣さんが挨拶してコンサートが終了しました。
コンサートは期待以上でめちゃくちゃ楽しかったです。ウォルト・ディズニーの生涯を辿っているように感じることができました。演奏予定曲は少しだけ公開されていましたが、結構たくさんの曲を演奏してくれました。次はどの曲を演奏するんだろう?とそんなワクワク感がありました。稲垣吾郎さんもボケやジョークが面白かったです。
そして”ワンダフル・ワールド・オブ・カラー”と”There’s a Great Big Beautiful Tomorrow”はめちゃくちゃテンションが上がりました。特に”There’s a Great Big Beautiful Tomorrow”はまさかここで聞くことができるとは思ってもいなかったので最高にうれしかったです。フロリダに行ったとき、めちゃくちゃいい曲だなぁと凄い印象に残っていました。
展示会とか行くと、長い時間立ちながら観ていくので疲れますが、こうやって座って音楽を聴きながら資料を観ていくのは最高です。凄い贅沢な時間を過ごしたように感じました。
またぜひやってほしいです。